DJイベントをはじめ、音楽イベントを開催する場合にまず考えないといけないことは会場選びです。
会場の種類もクラブ、ライブハウス、レンタルスペース、ダイニングバー等さまざまなものがあり、開催したいイベントにマッチするものを選ぶ必要があります。
この記事では、DJイベントの成功に役立つ会場選びのコツについて解説していきます。
Contents
1.DJイベントの成功には適切な会場選びが必須
はじめに、DJイベントを開催する際になぜ会場選びが重要なのかについてお話しします。
イベント成功の定義はオーガナイザーによって異なるでしょう。
「参加者やゲストに楽しんでもらいたい」「参加DJのプレイでホールを盛り上げたい」「超満員の盛り上がるイベントにしたい」等々、さまざまな基準が考えられます。
しかし、当日に機材が足りず思った通りのプレイができない、そもそも音が出せないといったトラブルがあれば間違いなくイベントは盛り下がります。
また、無理な予算で大幅な赤字を出してしまえば主催者側としても次に繋がるイベントとは言えません。
漠然としたイメージがあったとしても、実現のために必要な要素について考え、それを実行できる会場でなければ「良いイベント」にはならないのです。
人気の会場はスケジュールの都合がつかないことも考えられるので、イベントの開催が決まったら早めに選定を始めるに越したことはありません。
上記を踏まえ、次は実際にDJイベントを開催する会場を選ぶ際のコツについてお話しします。
2.DJイベントの選び方は?失敗しない会場選びのコツ
冒頭でお話しした通り、DJイベントを開催する会場にはレンタルスペースやクラブ、ライブハウスなど多様な形態があります。
しかし、結論からいうと「会場の種類から選ぶ」というのはあまり有効とは言えません。
レンタルスペースを例にとって見てみましょう。
会場の使用目的を限定していない分幅広いイベントに対応できますが、DJイベント等大きな音の出るイベントは近隣とのトラブル防止の面から受け付けていない場合もあります。
ライブハウス等は業態的に音を出すという点では心配がいらないものの、DJイベントを開催する場合だと必要な機材が足りず、別途機材調達が必要になることも。
そういった問題を事前に排除するために、以下でご紹介するコツを会場選びの参考にしてみてください。
▶️参考情報:ライブハウスやクラブ、イベントスペースの違いについては、以下の記事をご覧ください。
(1)収容規模(キャパシティ)で選ぶ
まず考えるべきなのは、会場の収容人数についてです。
数百人規模のキャパがある会場を希望するのであれば必然的に数が限られてくるので、まず大人数を収容できる会場の中から他の条件を絞り込んでいくという選び方ができます。
収容規模は十数人から100人ほどの中小規模のイベントを開催する場合でも重要です。
プライベートイベントだからと極端に小さい会場を選んでしまうと、会場が過密になってドリンクを取りに行くにも苦労するといった状況になりかねません。
逆に大きすぎる会場でイベント中のホールがスカスカに感じられると、参加DJのモチベーションにも関わってくることでしょう。
開催するイベントに合わせた「ちょうどよい大きさ」の会場を選ぶことが、イベント成功への第一歩と言えます。
(2)設備や備品で選ぶ
ご紹介するコツの中で最も重要と言えるのが、会場が備えている設備や備品です。
音響機材や照明機器も合わせて、DJイベントで使用する機材はイベントの質に直結すると言っても過言ではありません。
持ち込みや機材レンタルで別途用意するという方法もありますが、手配忘れのトラブル防止やコストの面からも会場の標準設備を活用しない手はありません。
DJイベント向けにレンタルを行っている会場であれば、公式サイトに機材リストが載っている場合も見られます。
DJイベントの場合はDJ機材をチェックするのももちろんですが、モニターや映像周りの機器によってはステージでできることの幅が広がるので、設備の充実具合も会場選びの判断基準にするべきです。
また、照明の良し悪しもイベントのクオリティに差が出てくる要因になります。会場によっては機材スタッフの派遣を行っていることもあるので、必要な場合は事前に問い合わせましょう。
ブッキングと会場の手配が済んだら、参加者には機材リストを共有することも大切です。
(3)立地で選ぶ
DJイベントを開催する会場がどこにあるのか、立地を確認しておくのも会場選びのポイントになります。
オーガナイザーが土地勘のある場所で開催する場合は意識から外れがちですが、ゲストDJや一般客の目線で、最寄り駅からのアクセスや分かりやすい目印があるかも重要です。
DJイベントの性格上ほとんどの人が電車や徒歩での移動になるので、時間に余裕がある場合は実際に動線になるであろう道を下見するなどの対策を講じましょう。
(4)ジャンルで選ぶ
どんなジャンルのDJイベントを開催するかも会場選びの基準の1つです。
クラブ・ライブハウス・レンタルスペースやバーなど、DJイベントの開催地候補になる会場によって得意としている音楽ジャンルが異なることがあります。
イベント向けの貸切プランを提供している場合などはジャンルの指定までしているケースは少ないのであまり考える必要はありませんが、例えばメタルのイベントをよく行っている場所、EDMのイベントを中心に行う場所なども存在します。
会場オーナーの意向やオーガナイザーの繋がりなど、要因は様々ですが、会場のHPで過去のイベントの開催履歴を調べると会場ごとの特色も見えてくるでしょう。
ただし、過去に同ジャンルのイベントを開催していない=そのジャンルのイベントを開催できないというわけでもありません。
「この場所でやりたい」というビジョンがあるのであればまずお店に相談してみるべきです。
どのジャンルに強い会場かはあくまで要素の1つとして考え、選ぶ際の参考にしましょう。
(5)価格で選ぶ
会場選びをはじめ、DJイベントをオーガナイズする時に無視できないのは予算の問題です。
収益まで意識する場合でも、身内で楽しむプライベート色の強いイベントでも現実的に会場費として設定できるラインというのは存在します。
「儲けが出なくても良い」と考えていたとしても、大きな赤字が出てしまっては主催側の負担が大きく、継続してイベントを開催することはできません。
価格は収容規模や立地、設備やサービスによって大きく変わるため、開催予定のイベント内容と予算との相談になります。
まず予算から設定して、外せない要素を考えていくことで自ずと会場が絞り込まれることもあるので、お店ごとの貸切イベントプラン料金を調べてリストアップしてみましょう。
▶️関連記事:DJイベントの集客方法についての記事はこちら
・DJイベントの集客方法について!イベントのスタンスを見直してみる
(6)過去のイベントから選ぶ
「(4)ジャンルで選ぶ」と重なる部分がありますが、過去に参加したDJイベントをやっていた会場は、キャパや立地を含めてイベント時の様子が想像しやすいというメリットがあります。
さらに、よく知った場所であれば会場側への相談もスムーズに進みやすく、下見の手間などもカットできるのは嬉しい点です。
会場選びに迷った時は、過去に楽しんだイベントを開催していた会場を候補に入れるといいでしょう。
3.DJイベント会場を選ぶ際はお店まで問い合わせを!
「2.DJイベントの選び方は?失敗しない会場選びのコツ」では会場選びのポイントについてお話ししてきましたが、実際に選ぶ段階になると細かな希望や疑問は無数に出てくるものです。
DJイベントを開催している会場では日々さまざまな要望の中、多数のイベントが開催されています。
会場スタッフにはその中で培われた経験があるので、今悩んでいる部分があれば相談する中で解決策が見つかることも期待できます。
理想のDJイベントを開催するため、候補の会場が見つかったら手間を惜しまず問い合わせを行うことが肝要です。
4.【番外編】DJイベントでよくある失敗談
ここからは、DJイベントを開催するオーガナイザーの方から実際にあった失敗談をご紹介します。
会場選びのコツと合わせて、同じようなトラブルが起きないよう参考にしてみてください。
(1)音にノイズが入ってしまう
このケースではPCDJでのプレイ中、音にノイズが入ってしまったというもの。
PCからの出力の問題で異音が発生してしまったようですが、このような状況では観客もDJも音楽に集中できません。
時間さえあれば解決策も見つかる問題ですが、本番中に解決するとなると至難の技です。
できればリハーサルの時間をきっちり取って、トラブルに備えたいところです。
(2)機材が足りない
こちらは機材持ち寄りのイベントですが、DJ用PCの電源ケーブルを忘れてしまったというトラブルです。
他にもヘッドフォンを忘れてしまった、持ってきたオーディオケーブルが断線してしまったなど、機材忘れは細かいミスながら大きなトラブルに繋がります。
このようなケースでも他のDJから借りたり近くの販売店に調達にいくなどで解決できる場合はありますが、本番直前に慌てないよう、機材の準備がある会場なら安心です。
5.大阪でDJイベントを開催するなら「北新地CRC」
本記事は大阪北新地のライブ・イベントスペース「CRC」が運営しています。
設備やサービスの面からもDJイベントにオススメの会場ですので、大阪でDJイベント開催をお考えの際はぜひご相談ください。
CRC(COMMUNICATION ROCK CITY)は北新地本通り沿いにある着席38人、スタンディング80人のライブ・イベントスペース。
過去の開催イベントでは芸能人も多数出演しており、プロも認めるトップレベルの音響・照明・映像機材が格安で利用できるのは大きな魅力です。
ロック、アニソン、J-POP等々、ジャンルに縛られず様々なイベントを定期的に企画しており、ハイクオリティなイベントを目指す場合も安心して開催できるでしょう。
イベント営業の他にもバー営業・ポールダンス営業を運営していて、結婚式2次会・カラオケ大会・オフ会・コスカラ・スポーツ観戦などDJイベントの他にも幅広い用途でレンタルすることができる会場です。
▶️北新地CRCのレンタルプランについてはこちらをご覧ください。
▶️大阪市内でおすすめのレンタル会場については、以下の記事をご覧ください。
6.まとめ
この記事ではDJイベントをする際の会場選びのコツについて解説しました。
最後に内容について簡単にまとめておきます。
- DJイベント会場選びのコツは「キャパ・設備・立地・価格」など
- 会場への相談や問い合わせはした方が良い
- 開催するDJイベントに合わせた会場選びを!
お読みいただきありがとうございました。